エンジンマネジメント

空気流量センサーは、通過する空気量（エンジンに取り入れられる空気容量）を測定するために、空気吸入経路に取り付けられるセンサーです。 エンジンに取り入れられた空気は、エアークリーナーを経由して空気流量センサーへと導かれて空気の容量と温度が測定され、その情報がECU（エンジンコントロールユニット）へ伝えられます。空気は空気流量センサーを経て電子制御スロットルを通過し、燃焼室に取り入れられます。 エアフローセンサーを交換した後にエンジンチェックランプが点灯した時には、運転性への影響はありませんので、ディーラまたは専門技術者に車を持って行き、ランプを消してもらうためにECMの relearn実施を依頼をして下さい。

取り扱いブランド：HITACHI, PARAUT

製品紹介動画： https://youtu.be/py5Ho_R6O8Y

オルタネーターは、さまざまな制御装置への電力供給とバッテリー充電を行うための発電機です。オルタネータは、ベルトを介してエンジン回転によって駆動される交流発電機です。生成された交流電力は、内蔵された全波整流ダイオードを使って直流電力に変換（整流）されます。さまざまな電気負荷へ電力を供給したり、バッテリーを充電します。オルタネータによって生成された電力は、オルタネータ回転速度に比例する特性があり、エンジン回転速度が常に変動するため一定の電圧レベルになるように、ICレギュレーターを使って規定電圧に制御されます。また、一部のシステムは、燃費改善のために充電制御を採り入れています。

取り扱いブランド：HITACHI, HUECO

クランクアングルセンサーまたはカムアングルセンサーは、クランク又はカムシャフトの回転を検出するためのセンサーです。 電子燃料噴射システムにおいて、燃料噴射時期制御,点火時期制御のベース信号として、クランク軸,カム軸の回転検出を行ないます。センサーとトランスミッションのフライフォイールにある歯車の突起部との距離を検出します。 カムアングルセンサーはシリンダーを判別するために使用され、各シリンダーを特定するための歯車はカムシャフトに取付いていて、その歯車の突起部との距離を検出します。 検出方法はクランクアングルセンサー及びカムアングルセンサーも同じく、歯車が回転し歯車の突起とセンサーの距離の変化により発生する磁束の変化です。 センサーは、その磁束変化を矩形波のセンサー出力に変換し、ECU(エンジンコントロールユニット)に送付します。

取り扱いブランド：HITACHI, PARAUT

電子制御スロットルボディは、エンジンに取り入れられる空気の流量を制御する装置です。電子制御スロットルボディにより、アクセルペダルの踏み込み量が電気信号に変換され、ECM（エンジンコントロールモジュール）が直流モーターを制御してバルブを開閉します。電子制御スロットルボディを使って、車両の運転状態の変化に応じてスロットルバルブを開閉することが可能です。これは、機械式スロットルチャンバーに比べて、スロットルバルブの開度制御の精度および正確性が高いシステムで、燃費の改善に重要な役割を果たします。
ETBを交換した後は、性能が十分に発揮できるように手順書に沿った relearnの実施が必要です。

取り扱いブランド：HITACHI

製品紹介動画： https://youtu.be/ddD-WIqSREs

燃料ポンプから供給された燃料を、シリンダーに噴射する装置です。 燃料インジェクターは、エンジンの吸気マニホールド（MPI)やエンジンヘッド（DI)に取り付けられるアクチュエータで、燃料ポンプから供給された燃料を噴射します。噴射された燃料は、MPIでは吸入空気と混合されてシリンダーに取り入れられ、また、DIでは直接シリンダーに噴射され、燃焼過程を経てエンジン出力を生成します。

取り扱いブランド：HITACHI, PARAUT

燃料タンクからインジェクターへ燃料を供給する装置です。 電子燃料噴射システムの初期段階では燃料ポンプは、タンクの外側に取り付けられたインライン型でした。40年ほど前から、タンク内部に取り付けられるインタンク型ポンプが主流になりました。 現在では、ポンプだけではなく、ポテンショメーターまたはフロートアームのような燃料タンク内の液面位置検出装置、燃料フィルター、および燃料圧力を制御するプレッシャレギュレーター等を一体化した、モジュール型が主流です。

取り扱いブランド：HITACHI, PARAUT, HUECO (EU)

アイドルスピードコントロールバルブは、スロットルバルブを迂回しているエアーインテークパイプに補助空気を供給する装置です。 エンジン始動後の流入空気量を調整することによって、アイドリング時のエンジン回転数を安定させます。エアコン等の電気負荷に対応しエンジン回転数を安定させます。

取り扱いブランド：HITACHI

イグニッションコイルは、12Ｖのバッテリー電圧を高電圧に変換する装置です。イグニッションコイルの主な形状として、プラグトップコイルとプラグホールコイルがあり、Ｈｉｔａｃｈｉは、世界で最初にプラグトップタイプのイグニッションコイルの量産を開始しました。プラグトップコイルは、車両の変化への対応の容易さやバッテリーの耐久性により、現在最も主流になっています。

取り扱いブランド：HITACHI, HUECO

製品紹介動画： https://youtu.be/3OI5WCAEb1w

モーターの力を使ってエンジンを始動させる駆動装置です。 自動車エンジンは単独では始動できず、外からの力によってエンジンをエンジン始動可能速度まで回転させる必要があります。この駆動装置が、「スターターモーター」です。スターターモーターは、バッテリーからの電力供給のみを使い、スターターピニオンギヤをエンジンフライホイール外周縁のリングギヤやトルクコンバータに取り付けられたリングギヤとかみ合わせることによって、低温時においてもエンジンを始動させられる速度まで回転させなければならないので、スターターモーターは、短時間で非常に大きなトルクを発生します。かつては、ダイレクトドライブ式が主に使用されましたが、今ではリダクション式が主流です。リダクション式スタータモーターは、サイズと重量を下げると同時に回転トルクを上げるために、リダクションギヤを介して回転力をピニオンギヤに伝達します。

取り扱いブランド：HITACHI

ターボチャージャーは、エンジンからの排出ガスによってタービンを駆動させます。 タービンと一体化されているコンプレッサーは、空気を圧縮してエンジンに送ります。それが、ターボチャージャーが排出ガスのエネルギーで大量の空気をエンジンに供給できる理由です。 ターボチャージャーは、出力向上と排出ガス対策に活用されています。

取り扱いブランド：HITACHI

O2センサーは、排ガス中の残留酸素濃度を検知します。 センサーは、触媒の前後に取り付けられています。

取り扱いブランド：HITACHI

吸気温度、カムシャフト／クランクシャフト位置、ノックセンサー、クランクシャフト角度、圧力センサー、スロットル位置のような極めて重要なパラメーターを、自動車のECUが監視するのに役立ちます。 現代の自動車は、その機能をより効果的に制御するためにますますコンピューター（ECU）で応答しており、センサーは自動車が効率的に走行するために不可欠になっています。日立のセンサー商品は、信頼できるエンジン性能のための正確な測定をサポートします。正確な測定は自動車の効率的な走行を保証し、燃費と性能を最適化します。

取り扱いブランド：HITACHI (US)

オイルポンプは、エンジンの潤滑・冷却に必要なオイルをエンジン各部へ供給します。 オイルポンプは、摩擦摩耗やオーバーヒートからのエンジン部品の保護に不可欠です。日立Astemoのオイルポンプは、十分な潤滑と滑らかなオイル循環が可能です。オイルが可動エンジンパーツを潤し、抵抗と摩擦の少ない滑らかな作動を可能にします。十分に潤滑されたエンジンは、パーツの耐用年数がより長くなる可能性を高めます。また、オイルポンプは、安定したオイルの流れを提供し、金属製エンジンパーツの作動時にそれらを潤滑させ、燃焼エリアから熱を取り去ることによって、エンジンの熱を消散させるのにも役立ちます。

取り扱いブランド：HITACHI

ウォーターポンプは、冷却水を車両の冷却システム全体に循環させ、適切なエンジン温度を維持しオーバーヒートを防ぐための冷却系心臓部として重要な部品です。シリンダー周辺部の冷却は、エンジンの寿命にとって極めて重要です。

取り扱いブランド：HITACHI, PARAUT

ハイプレッシャーポンプは、シリンダーへのガソリンの直接噴射による充填充電効率とアンチノック性の向上のために、特別に設計されており、電子制御ユニットからの指令に従って、燃料を高圧に圧縮してインジェクターに供給します。独自構造の流量制御ソレノイド弁を採用し、業界トップクラスの静粛性と、大流量を両立しています。また、内部構成の工夫により、業界最小の高さを実現し、レイアウト性に優れています。

取り扱いブランド：HITACHI, (US), HUECO（EU）